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  16ミリフィルム貸出

ドキュメンタリー映画
映画『パシフィック』
太平洋の島々からの現地リポート

PACIFIC Paradise in Pain(原題訳:太平洋─傷ついた楽園)
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1986年 オランダ 16ミリ(マグネット音声)60分

カナキー(ニューカレドニア)、ハワイ、ベラウ(パラオ)、マーシャル諸島を取材。大国によって伝統文化を破壊され、生存の基盤をも奪われつつある太平洋の人々の生の声と、これに抗する人々の息吹を伝える。1980年代の反核独立太平洋運動の現地リポート

映画『パシフィック』

映画『パシフィック』
カナキー(ニューカレドニア)の独立運動

●内容

きらめく太陽の下、浜辺で日光浴を楽しむ観光客たち。ここはニューカレドニアの首都ヌーメア。しかしひとたびホテル街をはなれ、フランス人が来るはるか昔からそこに住み、生きてきた先住民の姿に目をむけたとき、まったく違う「ニューカレドニア」が見えてくることになります。そこでは、観光業者がふりまくきらびやかな「楽園」のイメージとはうらはらに、フランスの植民地支配からの独立をめざす先住民カナクの人々が、生々しいたたかいを続けています。臨時政府を樹立し「カナキー国」として高らかに独立を宣言するカナクの人々。しかしフランスはこれを認めず、武力を使って独立運動つぶしを続けています。

映画はさらにベラウ(パラオ)、ハワイ、マーシャル諸島を取材していきます。

核のない島をつくろうと“非核憲法”を制定し、軍事基地建設をもくろむ米国を相手に奮闘するベラウの人々。観光地として知られるハワイが、実は米軍基地の島であり、独立をめざす先住民ハワイ人が苦しいたたかいを続けていること。米国の核実験によって、いまなお深刻な放射能被害が続くマーシャル諸島の実状……。

映画は、大国によって伝統文化を破壊され、生存の基盤をも奪われつつある人々の生の声と、それらに抗する人々の息吹を伝えています。

いま太平洋で何が起こっているのか、ちまたに氾濫する観光パンフレットからは知ることのできない太平洋の姿を、ぜひ知ってほしいと思います。

1986年 オランダ オットー・シャーマン監督 ロルフ・オーセル制作
日本語版制作 1988年○月(反核パシフィックセンター東京)

16ミリ(マグネット音声)貸出料:2万円

●フィルム貸出の問い合わせ先

映像ドキュメント.com
連絡先
〒112-0001文京区白山5-36-6-301スペース白山内
FAX:03-3815-9325

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(担当:荒川俊児)

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掲載2013年2月22日