経済学とはなんなのかを問う2つの書、『経済ジェノサイド』の著者・中山智香子さんと、ジャン=ピエール・デュピュイ『経済の未来』の翻訳者・森元庸介さんを囲んで行われた「ワークショップ〈オイコノミア〉の理と没理」の記録。
新自由主義は様々なものを壊し、破局的な状況をもたらした。しかし経済学は手をこまねいて見ているか破壊に手を貸し、その責任を負おうとはしない。経済が人間の生存を左右するなかで、経済学とはなんなのか。実は密接に関係しているのに政治学とは別とされる経済学。オールタナティブはあるのか。経済の未来を取り戻すには──などなどが語られた。
前もって本を読んでないとわかりずらいかもしれないが、いまの世界が、そして日本がどうしてこんなことになってしまったのか、根っこのところから考える参考になると思う。
1.西谷修 はじめに(8分10秒)
2.中山智香子『経済ジェノサイド』をめぐって(33分12秒)
3.森元庸介『経済の未来』をめぐって(37分13秒)
4.真島一郎 構造調整でぼろぼろになったアフリカから(19分10秒)
5.土佐弘之 オールタナティブはどこに?(14分43秒)
6.西谷修「貧困の圧力でしか彼らは働かない」の新しいかたち(21分38秒)
7.中山智香子、森元庸介、真島一郎、土佐弘之、西谷修(30分48秒)
⇒ワークショップ〈オイコノミア〉の理と没理の案内(http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/p/gsl/2013/02/post_188.html)
⇒中山智香子『経済ジェノサイド:
フリードマンと世界経済の半世紀』(平凡社新書)Amazon.co.jpの紹介購入ページ
⇒ジャン=ピエール・デュピュイ『経済の未来:
世界をその幻惑から解くために』(以文社)Amazon.co.jpの紹介購入ページ
|