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Home ≫ 見る ≫ 福島原発事故
福島原発事故
ふくしま集団疎開裁判
1.世界市民法廷への道
2.世界市民法廷

2011年6月〜2012年2月、2012年2月26日 日比谷コンベンションホール

WEB&YouTube配信2012年3月6日、3月16日、制作:映像ドキュメント.com

福島原発事故から3カ月半後、子どもを放射線から守ろうと郡山市で「ふくしま集団疎開裁判」が始まった。14人の子どもが原告となり6月24日、福島地裁郡山支部に「空間放射線量が年間1ミリシーベルト以下の安全な環境で教育を受けられるように避難すること」を申し立てた。

しかし福島地裁郡山支部は12月16日、「100ミリシーベルト未満の放射線量を受けた場合の癌などの晩発性障害の発生確率に対する影響については、実証的に確認されていない」などとして却下した。

法律は一般公衆の被曝線量限度を年間1ミリシーベルトとしているのに、法律を守るはずの裁判所が100ミリシーベルトまではいいというだからどうかしてる。裁判所とは法律にもとづき、人権を守るためにあるのではなかったのか。

原告は12月27日、異議申立(即時抗告)を行い、2月26日にはこの判決の不当性を問う世界市民法廷を開催した。

ビデオ報告のひとつめは「ふくしま集団疎開裁判」のはじまりから判決(決定)まで。
つづいて2月26日に開かれた「世界市民法廷」。

1.世界市民法廷への道 WMV再生 PLAY 15分39秒(WMVファイル 118MB)
2.世界市民法廷 WMV再生 PLAY 35分50秒(WMVファイル 128MB)

ふくしま集団疎開裁判の会(http://fukusima-sokai.blogspot.com/)


ふくしま集団疎開裁判(1)
世界市民法廷への道

再生 PLAY
15分39秒
(WMVファイル 118MB)

YouTubeで見る

 

ふくしま集団疎開裁判(2)
世界市民法廷

再生 PLAY
35分50秒
(WMVファイル 128MB)

YouTubeで見る

 

▲郡山市の放射能汚染地図
赤の放射線量は、チェルノブイリでは強制移住(移住義務)地区に相当する
PDFファイル(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou55-4Koriyamap-Airdose.pdf)


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●関連サイト・関連資料

ふくしま集団疎開裁判の会(http://fukusima-sokai.blogspot.com/)

裁判で提出された膨大な書面からピックアップします。なかでも意見書は、専門家が被ばくによる子どもたちの健康被害について郡山での実際の被ばくに焦点をあて警告したもので、大事だと思う。このほか裁判資料は、ふくしま集団疎開裁判の会のサイトで公開されているので、ごらんいただきたい。

◎提出書面1

仮処分申立書 2011.6.24(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/110624application.pdf)
・親の声 申立の理由() 自主避難しない理由(

◎意見書

・琉球大学名誉教授 矢ヶ崎克馬 意見書 2011.9.8(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/Yagasaki-opinion.pdf)
・琉球大学名誉教授 矢ヶ崎克馬 意見書2〜ストロンチウム 90、プルトニウム 239 等の危険性について(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou81Yagasaki-opinion2.pdf)
・琉球大学名誉教授 矢ヶ崎克馬 意見書3〜郡山市の汚染状況を空間線量の値に基づいてチェルノブイリ周辺国の避難基準に当てはめ作成した汚染マップについて 2011.12.02(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou93-Yagasaki-opinion3.pdf)
・琉球大学名誉教授 矢ヶ崎克馬 意見書4〜子どもの甲状腺「しこりと嚢胞」は健康保護体制の遅れを警告する 2012.2.29(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou104Yagasaki-opinion4.pdf)
・名古屋大学名誉教授 沢田昭二 意見書〜広島・長崎の原爆投下による被曝影響(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou82Sawada-opinion.pdf)
・岐阜環境医学研究所所長 松井英介 意見書 2011.10.28(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou72Matui-Opinion.pdf)
・神戸大学大学院教授 山内知也 意見書 2012.2.29(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou103Yamauchi-opinion.pdf)

◎提出書面2

最終準備書面 2011.9.9(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/110909Xfinalassert.pdf)
最終準備書面の補充書 2011.9.12(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/110912Xfinal-supple.pdf)
最終準備書面の補充書2 2011.10.31(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/111031Xfinal-supple2-open.pdf)
最終準備書面の補充書3 2011.12.2(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/111202Xfinal-suppl3.pdf)

◎判決(決定)

裁判所の決定 2011.12.16(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/111216decision.pdf)

◎提出書面3

即時抗告申立書 2011.12.27(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/111227immdiateKokoku-appli.pdf)
抗告理由書 2012.2.29(http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/120229reason.pdf)

◎世界市民法廷にあたって

子供たちの倫理1「僕たちが遊んで原発をこわしたんだろうか
子供たちの倫理2「それは僕たちにとって『ちょっとのちがい』なの
子供たちの倫理3「それは僕たち子どもが選択する個人の問題なの

◎メッセージ

ノーム・チョムスキーさんの支持・支援表明(http://fukusima-sokai.blogspot.com/2012/01/blog-post_9391.html)
ノーム・チョムスキーさんから「 世界市民法廷に向けて」(http://fukusima-sokai.blogspot.com/2012/02/blog-post_9326.html)

●関連映像

ふくしま集団疎開裁判〜子どもの被曝をめぐる判断を問う(http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1299)OurPlanet-TV

市民世界法廷(東京法廷・前半)(http://youtu.be/-6nObDUtPME)OurPlanet-TV
市民世界法廷(東京法廷・後半)(http://youtu.be/YJ9y-ubizto)OurPlanet-TV

「世界市民法廷」記者会見 2012.2.17(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/4143)Independent Web Journal
2012/02/26 ふくしま集団疎開裁判 世界市民法廷<東京法廷>(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/4554)Independent Web Journal

 


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世界市民法廷

福島第一原発の事故が起きてからもうすぐ1年。福島での出来事はあたかも収束したかのように、新聞でもテレビでもあまり報じられなくなってきています。
一見すると日常が戻ったかにみえる福島市や郡山市などの原発周辺地域。とはいえ放射線量は高いままで、郡山市の線量を1年間で概算すると年間5ミリシーベルトを超えています。年間5ミリシーベルトというのはチェルノブイリ原発事故の場合の強制避難区域にあたるのです。
ところが郡山市ではこういった状況下でも、通学区域にそれより高い線量のところがあっても子供達は普通に通学し、部活も再開されています。
「ふくしま集団疎開裁判」は、郡山市の中学生14人が郡山市に対して安全な場所での教育を求めて起こした裁判です。それに対して一審は政府の「冷温停止宣言」とともに申し立てをしりぞけました。こうして今でもほとんどの子供は転校も本当に安全といえる環境を保障されることもないまま、かつてのように学校に通っているのです。
私たちは、郡山市の現状と予測される未来、そして裁判がどのようなものだったのかを陪審劇で再現し、当日参加してくださるみなさんと、もう一度この裁判について考え直す機会を持ちたいと思っています。
福島の問題を、福島だけの問題にすることなく、一緒に考えてみませんか?私たちの住む世界を少しでもよくしていくために、一人でも多くの方の参加をお待ちしております!

日時:2012年2月26日(日)12時半開場、1時スタート、16時半終了
会場:日比谷コンベンションホール(千代田区立日比谷図書文化館地下1F、旧・都立日比谷図書館) 丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」C4・B2出口より徒歩約5分
定員:先着200名
資料代:一人1000円(ただし福島県在住の方、福島県から避難されている方は無料)
プログラム:
 第1部
 ふくしま集団疎開裁判とは?、世界市民法廷陪審劇(約1時間)
 第2部
 ゲストによる討論 、大江健三郎(作家)、メリー・ジョイス(ピースボート)、上杉隆(ジャーナリスト)、生井兵治(元筑波大学農林学系教授)、野中ともよ(NPO法人代表)ほか
 第3部
 市民法廷参加者同士での対話、意見交換
主催:ふくしま集団疎開裁判の会(http://fukusima-sokai.blogspot.com/)
協賛:日本環境法律家連盟(JELF)、グリーンピース・ジャパン、原発訴訟弁護団、チェルノブイリ子ども基金、原発はいらない屋久島の会
お問い合わせ:光前法律事務所 03-5412-0828
※郡山法廷は、2012年3月17日(土)午後1〜5時、郡山市男女共同参画センター(さんかくプラザ)にて
世界市民法廷ガイドブック(総集編)(http://fukusima-sokai.blogspot.com/2012/02/blog-post_4997.html)

 

 

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掲載2012年3月 6日
更新2012年3月16日