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福島原発事故
福島原発事故
子どもに20ミリシーベルトの被ばくをさせるのか!4月21日
対政府交渉 |
WEB配信&YouTube配信2011年4月27日、制作:映像ドキュメント.com
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子どもへの被ばくを年20ミリシーベルトとした政府決定の撤回を求めた4月21日に対政府交渉。その映像をまとめたので、まず見てほしい。政府側の発言はほんとにひどい。
高い放射線が福島県内の学校(小中学校、幼稚園などを含む)の校庭で測定されるなか、文科省は4月19日、子どもの暫定安全基準を年間20ミリシーベルトとし、それを超える13校・園に対しては屋外活動などの制限、それ以下は「特段の制約なし」と通知した。
年間20ミリシーベルトとは、現在飯舘村などの計画的避難を決めた基準と同じである。
もともと法令が定める一般公衆の被ばく線量限度は、年間1ミリシーベルトであって、20ミリシーベルトとは大変な被ばく線量である。それを子どもにも適用するというのだ。
この日は文部科学省と原子力安全委員会、大臣官房総務課から計4人の担当者が出席、1時間半のやりとりとなった。
原子力安全委員会は、原子力災害対策本部の助言要請にたった2時間で返答しているのだが、会議を開いたわけでもなく、子どもの被ばく20ミリを誰がどののようにして決めたのか、経緯も根拠も示されることはなかった。しかも20ミリは空間線量による評価で、空気の吸入や土ぼこりなどによる内部被ばくは考慮されていない。(その後、20ミリを決めたときの議事録はないとの回答があった。議事録がないのならいまから改めて文書にして提出すべきだ)
ここで個人的な意見を差し挟むなら、政府がのらりくらりと逃げ20ミリと言い張る以上、これを追及するのは必要としても、その答えが出る前に、自らの判断として子どもたちを逃がすことを始めないと大変なことになると思う。繰り返しになるが、20ミリシーベルトは大変な被ばく線量だ。このままでは、子どもたちが成人に達したときに、ガンなどの病気が目に見える形で出てくる。
各家庭レベルからさらに広げて、同じ思いをもつ人をつのって、あるいはクラス単位で、学校単位でと、自発的に学童疎開をはじめてほしい。
現在検出されている放射能の主要部分はヨウ素とセシウムだが、ヨウ素(半減期8日)の影響は80日でほとんどなくなるのだから、少なくとも夏まで休校させるだけでも子どもたちの被ばくは大幅に減らせる。まず子どもたちを逃がすことがいま必要だ。
さらにもうひとつ、まだ触れられていない問題として、妊娠中の女性の問題がある。放射線業務従事者に対しては妊娠女性は出産まで1ミリシーベルト以下にするとの規制(放射線障害防止法など放射線防護関連法令)がある。ところが、それを超えているのが明白な福島の妊娠女性に対する対策はいまだに何もなく、20ミリまではいいとする数字が一人歩きしている。
2011.4.27(荒川俊児)
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28分08秒(WMVファイル 293.5)
政府側が答えられなかった16項目について下記に整理されている。
子どもに年20ミリシーベルトの安全基準を撤回せよ4月21日文部科学省・原子力安全委員会交渉・未回答16項目
2011.4.21(http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/mext_neg20110421.htm)
●関連資料、関連サイト
政府側が答えられなかった16項目については⇒子どもに年20ミリシーベルトの安全基準を撤回せよ4月21日文部科学省・原子力安全委員会交渉・未回答16項目
2011.4.21(http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/mext_neg20110421.htm)
今回の交渉にあたっての質問書⇒子どもの年間被ばく限度は20ミリシーベルトなのか「計画的避難区域」の年間被ばく線量20ミリシーベルトと福島県内の学校の放射線被ばく安全基準についての質問書
2011.4.15(http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/mext_q20110415.htm)
質問書PDFファイル(http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/mext_q20110415.pdf)
⇒子どもに年20ミリシーベルト基準の撤回を求める要請・質問書(厚生労働大臣あて)2011.4.26
(http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/mhlw_q20110426.htm)
⇒福島老朽原発を考える会(http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/)
⇒グリーン・アクション(http://www.greenaction-japan.org/)
⇒美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)(http://www.jca.apc.org/mihama/)
福島県による学校のモニタリング結果は、放射線レベルがわかるようにまとめられた
⇒福島県放射線モニタリング小・中学校等実施結果(HTML版)(http://fukushima.blogdns.net/)
その元になる福島県のデータは⇒福島県ホームページ小中学校等モニタリング
⇒福島県放射線モニタリング小・中学校等実施結果(土壌・ダスト)について
2011.4.13
⇒福島県放射線モニタリング小・中学校等実施結果(全調査まとめ)について
2011.4.8
文部科学省による学校の測定結果は⇒福島県内の学校再調査の結果一覧
●関連映像
当サイト 福島の子どもたちを汚染から守るために‐市民の放射能測定プロジェクト(阪上武)(http://www.eizoudocument.com/0604sakagami.html)
この日の全ライブ中継(録画)OurPlanetTV
USTREAM
子どもを守れ1(http://www.ustream.tv/recorded/14169488)
USTREAM
子どもを守れ2(http://www.ustream.tv/recorded/14170225)
YouTube
子どもの安全基準、根拠不透明〜市民の追及で明らかに(前編)(http://www.youtube.com/watch?v=jnOD55uLA7c)
YouTube
子どもの安全基準、根拠不透明〜市民の追及で明らかに(後編)(http://www.youtube.com/watch?v=DUhlamqSQXg)
対政府交渉−子どもの被ばく限度は年20ミリシーベルトなのか?
原子力安全委員会と文部科学省宛の質問書(2011年4月15日付)を提出しました。これに基づき、21日木曜日に対政府交渉を行います。
政府交渉:4月21日(木)12:30〜13:30 参議院議員会館B107号室(78名の部屋)
安全委員会と文部科学省、両者の出席を求めています。
福島老朽原発を考える会(http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/)
グリーン・アクション(http://www.greenaction-japan.org/)
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)(http://www.jca.apc.org/mihama/)
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