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●内容紹介
戦後の日本を代表する知識人として発言を続けた加藤周一が最後に残したメッセージを、彼自身の歩みとともに構成したドキュメンタリー。
文学を始めとする芸術全般、文明、社会、政治と、幅広い視点から日本について語り続けてきた加藤周一。2008年12月にこの世を去った彼が最後に試みたのは“決して意見が変わることのない”幽霊たちとの対話だった。戦時中に、自らの運命との共通性を感じた源実朝、自由な言論が失われた中でも意見を曲げることのなかった神田盾夫、渡辺一夫といった恩師たち、そして、学徒出陣で戦地に向かい若い命を落とした友人。彼らに語りかける加藤の言葉の中から、日本の今と未来が浮かび上がる。若い世代への期待を語った講演と生前最後のインタビュー(2008年8月)も収録。
加藤周一の言葉に示唆を与えられてきたすべての人だけでなく、加藤周一という人物をこれから知ろうとする人にとっても、最良の出発点となる貴重な映像作品。
ドキュメンタリー映画『しかしそれだけではない。加藤周一幽霊と語る』
出演:加藤周一
製作:加藤周一映画製作実行委員会 矢島翠 / 桜井均
プロデューサー:桜井均 / 石紀美子 / 河邑厚徳
監督:鎌倉英也
撮影:中野英世 照明:芝丕東 編集:鈴木良子 音響効果:斎藤實
協力:スタジオジブリ / ウォルト・ディズニー・ジャパン
2009年 日本映画 ドキュメンタリー 95分(予定)
公式サイト(http://www.ghibli.jp/kato/)
●加藤周一 プロフィール
1919〜2008年。評論家・作家。東京帝国大学医学部卒業。1951年渡仏、55年帰国。「日本文化の雑種性」などの文明批評、文学・文化・社会に関わる長年の旺盛な文筆活動で広く知られる。近年は「九条の会」呼びかけ人として、平和憲法を守る運動にも積極的に参加した。主な著書は『加藤周一著作集』(全24巻平凡社)『羊の歌』(正・続
岩波書店)『日本文学史序説』(上・下 筑摩書房)『夕陽妄語』(朝日新聞社)『日本文化における時間と空間』(岩波書店)『日本 その心とかたち』(徳間書店)など。岩波書店より『加藤周一自選集』を刊行中。
●公開スケジュール
5月29日〜
大阪・シネ・ヌーヴォ(http://www.cinenouveau.com/)
6月15日〜
札幌・蠍座(http://www.minipara.com/hokkaido-mini/theater/sasori/)
6月26日〜
静岡シネ・ギャラリー(http://www.cine-gallery.jp/)
●終了した上映
2月27日(土)〜3月12日(金)
渋谷シネマ・アンジェリカ(http://www.gojyu.com/)
Tel.03-5459-0581 渋谷区道玄坂1-18-3フジビル37-B1
時間:10:00、12:00、14:10、16:20
特別鑑賞券大人1500円、当日大人1800円、大学生1500円、小中高シニア1000円
3月7日(日)渋谷シネマ・アンジェリカ トークショー
絶賛上映中の『しかしそれだけではない。加藤周一 幽霊と語る』でトークショーを開催。
日時:2010年3月7日(日)14:10の回 上映後
登壇者:小森陽一(「九条の会」事務局長)
※イベント・登壇者は急きょ変更の場合がございます。予めご了承ください。
4月17日(土)〜4月30日(金)渋谷シネマ・アンジェリカ
アンコールレイトショー
渋谷シネマ・アンジェリカ(http://www.gojyu.com/)
Tel.03-5459-0581 渋谷区道玄坂1-18-3フジビル37-B1
5月1日(土)〜5月21日(金)19:00〜
ポレポレ東中野(http://www.mmjp.or.jp/pole2/)
トークショー
5月2日(日)ゲスト:池澤夏樹さん(作家・詩人)、桜井均さん(本作プロデューサー)
5月8日(土)ゲスト:西谷修さん(外語大大学院教授)、桜井均さん(本作プロデューサー)
5月10日(月)ゲスト:高橋哲哉さん(東京大学大学院教授、現代哲学)、桜井均さん(本作プロデューサー)
5月1日(土)〜
京都シネマ(京都)(http://www.kyotocinema.jp/)
5月15日(土)〜
名演小劇場(名古屋)(http://homepage3.nifty.com/meien/)
●自主上映について
自主上映については以下に問い合わせください。
映画センター全国連絡会議 Tel.03-3818-6690 FAX03-3811-5914 メールaai48260@pop12.odn.ne.jp
⇒自主上映の日程など
(c) 映像ドキュメント.com, Tokyo, Japan.
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