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岐阜九条の会 第5回九条の会憲法セミナー
井上ひさしさんの話
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WEB配信2008年7月21日、撮影:岐阜・九条の会、編集:映像ドキュメント.com
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日本国憲法の第九条は、1928年の「パリ不戦条約」の文言と瓜二つです。「締約国は、国際紛争解決のため、戦争に訴えないこととし、かつ、その相互関係において、国家の政策の手段としての戦争を放棄することを、その各自の人民の名において厳粛に宣言する」とあります。この案文づくりに貢献したのは日本の外務大臣幣原喜重郎です。だから、九条はけっして押し付けられたのではありません。井上ひさしさんは、世界の平和構築の歴史のなかに、九条を位置づけて講演しました。あっという間の1時間です。
⇒全編
49分25秒(WMVファイル、137MB)⇒(冒頭の10分)
全編 49分25秒(WMVファイル、137MB) (冒頭の10分) |
⇒全編
49分25秒(WMVファイル、137MB)⇒(冒頭の10分)
●内容紹介
岐阜・九条の会のリポートより
九条は、戦争回避の世界理念。〜劇作家・井上ひさしさん
「実は昨夜、右翼の暴漢に襲われまして…」場内が騒然としたところに、「嘘です(^o^)」。登場と同時に会場を笑いで包んだ井上さん。オランダのハーグで結ばれた国際条約を中心に、第一次大戦からの世界の流れを分かりやすく説明されました。
時代がくだるごとに、戦死者の割合は兵士から民間人に移っていること。何度か開かれた国際会議に、参加国は毎回増えていること。戦争に参加したくなければ〈中立国〉になる、という選択肢があること。1999年の議決には、『日本の憲法九条にならって、自国の政府に戦争放棄を訴えよう』の項目ができたこと。これらから、「少しづつでも世界は平和な秩序に向かっています。ここで、本家である私たちが九条を放棄してよいものか!」と訴える井上さんに、会場からは大きな拍手が贈られました。
(『岐阜・九条の会ニュースレター』2008年9月発行、第26号)
九条の会のリポートより
井上さんは、毒ガス禁止などを決めた1899年の第1回ハーグ国際会議から2回の世界大戦を経て、1999年のハーグ国際市民平和会議では日本国憲法9条について世界の注目が集まったことを紹介。ユーモアた
っぷりに、「その本家本元がなくなったらどうするか」と問いかけ、「他人の都合で死ぬのはやめる。死ぬのは自分で決める。それが九条を大切にすることの意味」と述べました。
(『九条の会ニュース』2008年7月4日、第110号)
●話し手紹介
井上ひさし(作家・劇作家、「九条の会」呼びかけ人)
いのうえひさし。1934年生まれ。劇作、小説の両方で大活躍。
⇒こまつ座・井上ひさしProfile(http://www.komatsuza.co.jp/hisashi_pro.html)
●関連サイト、関連記事
この日の講演が九条の会の手でパンフレットになっています
⇒岐阜憲法セミナーでの井上ひさしさんの講演録
⇒九条の会 オフィシャルサイト(http://www.9-jo.jp)
⇒九条の会、この日のリポート(http://www.9-jo.jp/news/9jouNews/9jouNews110-080704.pdf)
⇒岐阜・九条の会(http://www1.ocn.ne.jp/~yosisi/gifu9.htm)
⇒岐阜・九条の会、この日のリポート(http://www1.ocn.ne.jp/%7Eyosisi/nr26.pdf)
九条の会第5回憲法セミナー
9条で平和をつくるメディア報道と憲法問題
◇日時 6月21日(土) 13時30分
◇会場 岐阜市 じゅうろくプラザ
◇お話 井上ひさし(九条の会よびかけ人、劇作家)/明珍美紀(毎日新聞記者、新聞労連元委員長)
主催:九条の会、後援:九条の会・岐阜連絡会
(c) 映像ドキュメント.com, Tokyo, Japan.
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